<< まるごとトマトの冷たいスープ だし >>
石川賢治 月光写真展「天地水 月光浴」
東京駅の大丸にて石川賢治 月光写真展『天地水 月光浴』を観てきました。
石川賢治さんは満月のあかりだけで写真を撮る写真家。
月の光は太陽の光の46万5千分の1。
昼間は太陽によって遮られているのがこの青色。成層圏の青だそうです。
f0092195_3132382.jpg


夜、電灯のない田舎道や海岸で、月明かりってこんなにも明るくはっきりとモノを照らし出すものなのかと驚くことってありますよね。
まさに、石川さんの22年前のハワイでのそんな体験から、月光で写真を撮ってみたいと思ったのが月光写真のきっかけだそうです。
私が石川さんの写真を初めて見たのはもう10年以上前になるけれど、今でもその時の衝撃的な気持ちは忘れません。空も陸も海も、全てが青の中にあり、まさに神秘的という言葉がぴったりで、こういう世界があるんだ、と言葉をなくしたのを覚えています。


会場は、落とした明かりの中に写真が浮かび上がるような照明。虫の音や水の音が聞こえ、砂に灌木や植物が置かれてあり、入った瞬間から月光浴の世界に引きずり込まれます。これは演出かわかりませんが、空調の風も不規則で、なんだか夜風のように感じました。
見続けていると、自分がどこにいるのかわからないような不思議な感覚に、吸い込まれて行くような錯覚に、幾度となく陥りました。
岩や木は今にも動き出しそうな気がして、やっぱり夜になると岩や木はしゃべったり歩いたりしてるんだ、なんてファンタジーな気持ちになったりもしました。

月は神秘をまとっている。その月の神秘と静寂がそのまま写真に具現化され、あるものは生命力あふれ、あるものは神々しくなる。
そんなことを感じながら、良い時間を過ごせました。

石川賢治公式HP 作品がみられます
展覧会は9月5日まで。オススメです。
[PR]
by myu-avocado | 2006-08-25 03:49 | ARTのことデザインのこと
<< まるごとトマトの冷たいスープ だし >>